ユニバーサルデザインの視点に基づき、新たに開発された新聞書体です。「イワタUD新聞明朝体」は、老眼や白内障の中・高齢者にも見やすく読みやすい新聞紙面を構成できる次世代の新聞書体として設計されました。
UD新聞明朝を使用した事例 (PDFファイル) |
UD新聞明朝使用例 |
・ユニバーサルデザインの思想に基づき、誰もが見やすく、読みやすい文字である こと
・文字の品位が維持されると同時に、美しい紙面が構成できる統一された書体であること
・デザインコンセプト
▶文字の正方化に対応
標準使用扁平率を85%とし、文字正方化の流れに対応。
従来より自然な文字組みの体裁が実現可能。
▶可読性と品位を考慮した漢字と仮名のバランス
従来、仮名を限界まで拡大して文字を大きく見せるケースが多かったが、漢字と仮名の大きさと太さのバランスを見直し、読みやすさと品位を考慮。
※ UD新聞明朝と従来新聞明朝との線幅比
[縦線] UD新聞明:イワタ新聞中明:イワタ新聞明 = 1.22:1.26:1
[横線] UD新聞明:イワタ新聞中明:イワタ新聞明 =1.78:1.27:1(80%扁平時)
→ 小サイズでの黒みの偏りを軽減するとともに、字形の不自然さをなくす
※ その他、デザインの違いが顕著な例(上;UD新聞明朝,下;イワタ新聞明朝)