イワタでは、2006年より、ユニバーサルデザイン(UD)の視点に基づいた「イワタUDフォント」を発売しております。UDとは年齢・性別や障害に関係なく、あらゆる人が商品・サービス・住居・施設を快適に利用できるように配慮されたデザインのことです。イワタではUDの視点にもとづいた文字デザインを詳細に調査・検討し、より幅広い用途で、正確な情報の伝達に対応しています。
「イワタUDフォント」では、イワタUDゴシック、イワタUD丸ゴシック、イワタUD明朝から、目的に応じて最適な書体をお選びいただけます。
読みやすく、誤読されにくいを基本コンセプトに、以下の4つの観点から「イワタUD」フォントは開発されました。
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- 視認性 … 文字ひとつひとつの構成要素を視認しやすくする
- 判読性 … 誤読しにくく、他の文字との判別をわかりやすくする
- デザイン性 … シンプルさ、美しさ、整理、整合性をもつ
- 可読性 … 文字列としての単語・文章の読みやすさ
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書体デザインの特徴
読みやすさの向上と誤読を防ぐために、デザインにいくつもの工夫がされています。
独立行政法人 情報通信研究機構「情報バリアフリーのための情報提供サイト」にイワタUDフォントの情報が掲載されました。
独立行政法人情報通信研究機構の「情報バリアフリーのための情報提供サイト」にイワタUDフォントの情報が掲載されました。こちらからご覧になれます。(リンク先は独立行政法人情報通信研究機構のウェブサイトになります)
●掲載内容
タイトル |
文字のユニバーサルデザイン 「イワタUDフォント」の開発 |
目 次 |
UDフォント開発のきっかけと発売までの道のり
基本コンセプトと書体デザインの特徴
UDフォントの使用例
Webへの適用の状況
UDフォントに対する意見と今後の開発 |
MUD推奨製品認定 N.10001号としてイワタUDフォントが認定
NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会より、MUD推奨製品認定 N.10001号としてイワタUDフォントが認定されました。
●MUD推奨製品認定とは
MUDの理念に基づき優れていると認められたデザイン、団体および活動に推奨マークが付与されています。
MUD協会推奨製品として認定されたイワタUDフォント
1. イワタUDゴシック(L・R・RA・M・B・E・H)
2. イワタUD丸ゴシック( L・R・M・B・E)
3. イワタUD明朝(R・M・D)
4. イワタUD新聞明朝
5. イワタUD新聞ゴシック
( )内はウェイト
MUD協会推奨製品紹介ページ(メディア・ユニバーサル・デザイン協会ウェブサイト内)
http://www.media-ud.org/products/index.html
●メディア・ユニバーサル・デザイン協会とは
「やさしい、まなざし計画」をスローガンに掲げ、2008年1月に設立。
利用する方々の側に立ち、必要とされる情報を分かりやすく伝えることを目的とし、「デザイン」「文字の使い方」「色の使い方」などに様々な配慮や工夫を加えることで、一般の人はもちろん高齢者・障がい者・色覚障がい者など、誰もが使いやすく、見やすいメディアの提供を目指し、メディアのエキスパートとしてより良い社会づくりに貢献する活動を行っています。
メディア・ユニバーサル・デザイン協会ウェブサイト
http://www.media-ud.org/index.html
「2009年度グッドデザイン・ライフスケープデザイン賞」(経済産業大臣賞)受賞
イワタUDフォント(24書体)は「グッドデザイン・ライフスケープデザイン賞」受賞の栄誉に輝きました。
「ライフスケープデザイン賞」(経済産業大臣賞)は、すべての受賞対象及びロングライフデザイン賞の受賞の中で、その時代の感性価値が生活者の支持を得て様式に至る完成度をもつものと認めるものに贈られる特別賞です。約3,000件の応募の中からベスト21の製品に入りました。
株式会社イワタは、ユニバーサルデザインフォントをリードする企業としての社会的責任に基づき、生活者、産業、そして社会全体に貢献できる活動に真摯に取り組みます。
受賞番号:09E12004
領域/分類:ネットワーク領域 - 業務用・公共用ソフトウェア
受賞対象名:フォント [イワタUDフォント](下記24書体)
イワタUDゴシック表示用(L/R/RA/M/B/E/H)
イワタUDゴシック本文用(L/R/RA/M)
イワタUD丸ゴシック(L/R/M/B/E)
イワタUD明朝(R/M/D)
イワタUD明朝かなA(R/M/D)
イワタUD新聞明朝
イワタUD新聞ゴシック
●イワタUDフォントへの審査委員の評価
視力低下のユーザーに対してだけでなく、小型化していくディバイスに対しても有効なUDフォントを業界に先駆けて着手し、デザインの力によってデジタルインフラへの大きな貢献を果たしている。
受賞の概要はこちらをご覧ください。